スマートフォンと AI エージェントの間でファイルを送る
最終確認
コーディングエージェントはコンピューターで動きますが、バグのスクリーンショット、ホワイトボードの写真、取引先から届いた PDF は、スマートフォンにあることがよくあります。tosstome mcp を使うと、Model Context Protocol を通じて、エージェントにスマートフォンから送れる受信箱ができ、ファイルをスマートフォンへ戻す手段も得られます。
エージェントができること
| ツール | 動作 |
|---|---|
get_inbox_link | コンピューターの受信箱を起動し、そのリンクとスマートフォン用の QR コードを返す |
wait_for_files | ファイルやテキストメッセージが送られてくるまで待ち、そのパスを返す。メッセージと小さな画像はそのまま返されるので、エージェントはテキストを読み、スクリーンショットをすぐに見られる |
list_received_files | エージェントの起動後に届いたものを一覧にする |
send_files | ローカルのファイル、テキストメッセージ、またはその両方を、6 桁のコードを使ってスマートフォンへ、または別のコンピューターの受信箱のリンクへ送る |
セットアップ
tosstome のコマンドラインツールをインストールし(Node.js 22 以降が必要です)、お使いのエージェントに登録します。Claude Code では次のようにします。
claude mcp add tosstome -- tosstome mcp
ほかの MCP クライアントでは、次のコマンドで stdio サーバーを追加します。
{
"mcpServers": {
"tosstome": { "command": "tosstome", "args": ["mcp"] }
}
}
届いたファイルは、エージェントがサーバーを起動した場所を基準に ./tosstome-inbox へ保存されます。通常はプロジェクトのフォルダーなので、エージェントは普段のファイル用ツールで読めます。このフォルダーを .gitignore に追加するか、--dir を指定して別の場所に保存してください。
スマートフォンからエージェントへ
- エージェントに受信箱のリンクを頼みます。エージェントが
get_inbox_linkを呼び出し、リンクと QR コードを表示します。 - スマートフォンでリンクを開き、ホーム画面に追加します。リンクは変わらないので、この手順は一度だけです。
- これから送ることをエージェントに伝えます。エージェントは
wait_for_filesを呼び出します。 - ファイルを選ぶか、コピーしたエラーメッセージやリンクなどのメッセージを入力して、送信を押します。エージェントにはファイルのパスが渡され、メッセージと画像は直接読み取られます。
エージェントからスマートフォンへ
- スマートフォンで toss2.me を開き、コードを作成を押します。
- エージェントに 6 桁の数字を伝えます。例:「ビルドをスマートフォンに送って。コードは 482913」。
- エージェントが
send_filesを呼び出します。スマートフォンに受け取りの確認が表示され、各ファイルに保存が出ます。メッセージの場合はコピーボタン付きで表示されます。
コードの代わりに、tosstome listen を実行している別のコンピューターの受信箱のリンクを渡せば、同じツールでそのコンピューターにも送れます。
知っておきたいこと
- ファイルは端末から端末へ直接、または何も保存しない中継サーバーを通って届きます。スマートフォンかコンピューターのどちらかがオフラインなら、何も送信されません。
- 1 つの受信箱を保持するプロセスは 1 つだけにしてください。同じ受信箱に対して
tosstome listenがすでに動いている場合は、エージェントがtosstome mcpを使っている間は止めておかないと、ファイルがどちらに届くかわかりません。 - 受信箱のリンクを知っている人は誰でも、エージェントにファイルを送れます。サーバーはエージェントに対し、ファイルの内容を指示ではなくデータとして扱うよう伝えますが、リンクを渡す相手には注意してください。リンクが漏れたときは
tosstome listen --newで作り直せます。 - サーバーは、ステートレスな現行の MCP リビジョン (2026-07-28) と、従来の
initializeハンドシェイクを使うクライアントの両方に対応しています。
よくある質問
どのエージェントで使えますか?
stdio サーバーを起動できる MCP クライアントなら何でも使えます。Claude Code、Cursor、Claude Desktop などが含まれます。サーバーは tosstome mcp というコマンドです。
ファイルではなくテキストをエージェントに送れますか?
はい。受信箱のページのメッセージ欄に入力または貼り付けます。wait_for_files はテキストをそのまま返し、.txt ファイルとしても保存します。エージェントは send_files の text 引数で、スマートフォンにテキストを送り返せます。
エージェントはスクリーンショットを見られますか?
はい。wait_for_files は 3.5 MB 未満の PNG、JPEG、GIF、WebP ファイルを画像コンテンツとして返すので、画像を読めるモデルならそのまま見られます。それより大きいファイルはパスで返されます。
ファイルはクラウドサービスを経由しますか?
いいえ。可能なら WebRTC で端末の間を直接、そうでなければ Cloudflare 上の中継サーバーを通ります。中継サーバーは届いたものをそのまま転送し、何も保存しません。これはエージェントの受信箱でも同じで、スマートフォンがコンピューターと同じ Wi-Fi にいれば、スクリーンショットはローカルネットワーク内で直接届きます。
スマートフォンにアプリは必要ですか?
いいえ。スマートフォンでは、ブラウザで受信箱のページか toss2.me を使います。