FilePizza と tosstome の比較
最終確認
FilePizza も tosstome も、WebRTC でファイルを送り、保存はしません。FilePizza は相手に渡すリンクが中心で、tosstome はデバイス同士が互いを見つける仕組みと、常時オンの受信箱が中心です。
FilePizza の仕組み
FilePizza の README より (確認日 2026-10-28)。ファイルは「あなたのブラウザからダウンロードする人のブラウザへ直接」送られ、「当社のサーバーを経由することはありません」。アップロードする側は「転送が完了するまでブラウザのウィンドウを開いたままにする」必要があり、閉じると「ファイルの URL は使えなくなります」。転送は WebRTC (DTLS) で暗号化され、任意でパスワードも設定できます。
比較表
| FilePizza | tosstome | |
|---|---|---|
| 接続の方法 | リンクを共有 | 近くのデバイスの一覧、6 桁のコード、または受信箱のリンク |
| 1 人の送信者から多数のダウンロード | はい | いいえ、1 台から 1 台のみ |
| パスワード | 任意 | 受信箱のリンクに秘密鍵が含まれる |
| 直接接続に失敗したとき | インスタンスの TURN の設定による | Cloudflare 上の中継サーバーにフォールバック |
| ヘッドレスのパソコンで受信 | いいえ | はい、tosstome listen |
| ファイルの保存 | いいえ | いいえ |
どちらを使うか
1 つのファイルをリンクで複数の人に渡すなら、FilePizza のほうが向いています。自分のデバイス間、とくにスマートフォンからパソコンへファイルを移すなら、tosstome のほうが向いています。
tosstome でできること
- ブラウザで動きます。送る側には何もインストールする必要がありません。
- 同じネットワーク上のデバイスは自動で互いを見つけます。別のネットワークの場合は、片方に 6 桁のコードが表示されるので、もう片方でそれを入力します。
- ネットワークの条件が合えば、ファイルは WebRTC でデバイス間を直接送られます。数秒たっても直接接続できない場合は、Cloudflare 上の中継サーバーを経由します。中継サーバーはデータを転送するだけで、何も保存しません。
- オプションのコマンドラインツール
tosstome listenを使うと、パソコン上に常時待ち受けの受信箱を置けます。リンクと QR コードが表示されるので、スマートフォンで開けば、ファイルがそのパソコンのフォルダに届きます。パソコン側でブラウザを開いておく必要はありません。 - テキストメッセージやリンクもファイルと同じ方法で送れます。受信側には「コピー」ボタンがあります。
- 何も保存されません。受信側がオフラインなら、何も送られません。
tosstome にできないこと (今のところ)
- 中継サーバーでは、各デバイスと Cloudflare の間は TLS で保護されますが、まだエンドツーエンド暗号化には対応していません。WebRTC の直接転送は、ブラウザによってエンドツーエンドで暗号化されます (DTLS)。
- 受信側のブラウザは、保存するまでファイルをメモリに保持します。そのため、非常に大きなファイルは、ディスクに直接書き込むコマンドラインツールで受け取るのがおすすめです。
- 双方が同時にオンラインである必要があります。「今アップロードして、明日ダウンロードする」という使い方はできません。
- まだ新しいサービスです。ブラウザ側でのデバイスのペアリングと、中継サーバーでのエンドツーエンド暗号化は、現在開発中です。