Warpinator と tosstome の比較
最終確認
Warpinator は、同じネットワーク上の他のコンピューターにファイルを送るための Linux Mint のツールです。tosstome は同じ役割をブラウザで果たし、同じネットワークにないデバイス向けにコードも用意しています。
Warpinator の README の内容
github.com/linuxmint/warpinator より (確認日 2026-10-29)。
- 「Warpinator - ローカルネットワーク越しにファイルを送受信する」。公式パッケージは Linux (Mint、Ubuntu、Arch、Flatpak) 向けです。Android 版と Windows 版は非公式とされています。
- デバイスは共有のグループコードで互いを見つけます。これは「デフォルトで 'Warpinator' に設定」されており、README は「できるだけ早く」変更するよう勧めています。
- 「接続するには、すべてのデバイスが同じローカルサブネット上にある必要があります。」ファイアウォールではポート 42000 と 42001 を開ける必要があります。
- warpinator[.]com と warpinator[.]net は、マルウェアを配布するおそれのある偽サイトだと README は警告しています。
比較表
| Warpinator | tosstome | |
|---|---|---|
| インストール | 各デバイスにアプリが必要 | 不要。ブラウザ、またはサーバーでは CLI |
| ネットワーク | 同じローカルサブネット | 同じ Wi-Fi、または 6 桁のコードでどのネットワークでも |
| インターネットなしで使えるか | はい、LAN のみ | いいえ、ページとシグナリングにインターネットが必要 |
| iPhone | 記載なし | はい、Safari で |
| ヘッドレスの受信側 | デスクトップアプリ | tosstome listen |
どちらを使うか
インターネットに接続できない Linux Mint のネットワークでは、Warpinator が適したツールです。iPhone が絡むとき、2 台のデバイスが別々のネットワークにあるとき、何もインストールできないときは、tosstome を使ってください。
tosstome でできること
- ブラウザで動きます。送る側には何もインストールする必要がありません。
- 同じネットワーク上のデバイスは自動で互いを見つけます。別のネットワークの場合は、片方に 6 桁のコードが表示されるので、もう片方でそれを入力します。
- ネットワークの条件が合えば、ファイルは WebRTC でデバイス間を直接送られます。数秒たっても直接接続できない場合は、Cloudflare 上の中継サーバーを経由します。中継サーバーはデータを転送するだけで、何も保存しません。
- オプションのコマンドラインツール
tosstome listenを使うと、パソコン上に常時待ち受けの受信箱を置けます。リンクと QR コードが表示されるので、スマートフォンで開けば、ファイルがそのパソコンのフォルダに届きます。パソコン側でブラウザを開いておく必要はありません。 - テキストメッセージやリンクもファイルと同じ方法で送れます。受信側には「コピー」ボタンがあります。
- 何も保存されません。受信側がオフラインなら、何も送られません。
tosstome にできないこと (今のところ)
- 中継サーバーでは、各デバイスと Cloudflare の間は TLS で保護されますが、まだエンドツーエンド暗号化には対応していません。WebRTC の直接転送は、ブラウザによってエンドツーエンドで暗号化されます (DTLS)。
- 受信側のブラウザは、保存するまでファイルをメモリに保持します。そのため、非常に大きなファイルは、ディスクに直接書き込むコマンドラインツールで受け取るのがおすすめです。
- 双方が同時にオンラインである必要があります。「今アップロードして、明日ダウンロードする」という使い方はできません。
- まだ新しいサービスです。ブラウザ側でのデバイスのペアリングと、中継サーバーでのエンドツーエンド暗号化は、現在開発中です。